タビルール旅の「できる / できない」を判定する

似ているのに、
結論が逆になるもの

「これが大丈夫なら、あれも大丈夫だろう」で間違えやすい組を10組並べました。 どれも国土交通省または航空会社の公式資料に、別々の項目として書かれているものです。

殺虫剤・農薬と虫よけスプレー

殺虫剤・農薬は量にかかわらず不可です。一方、身体につける虫よけは化粧品の枠に入っていて、1容器0.5L・1人合計2Lという条件つきで運べます。同じスプレー缶でも、中身の目的で扱いが変わります。

くわしくは 殺虫剤・農薬 と 虫よけスプレー のページに、出典つきで載せています。

空間除菌製品と手指消毒剤・アルコール消毒液

首から下げる空間除菌製品は二酸化塩素を発生させるものが多く、原則として運べません。手指消毒剤はアルコール製のものも含めて化粧品の枠です。どちらも「除菌」ですが別物として扱われています。

くわしくは 空間除菌製品 と 手指消毒剤・アルコール消毒液 のページに、出典つきで載せています。

熊よけスプレー・催涙スプレーと虫よけスプレー

熊よけスプレー・催涙スプレー・ペッパースプレーは、護身用でも登山用でも運べません。虫よけのほうは化粧品の枠で、条件つきで運べます。

くわしくは 熊よけスプレー・催涙スプレー と 虫よけスプレー のページに、出典つきで載せています。

カセットコンロ・ガスバーナーとカセットコンロ・ガスボンベ

カセットコンロやガスバーナーの本体は、ガスが残っていなければ運べます。ガスボンベのほうは運べません。キャンプ道具を一式そのまま預けると、ボンベが理由で止められます。

くわしくは カセットコンロ・ガスバーナー と カセットコンロ・ガスボンベ のページに、出典つきで載せています。

ファイアスターター・火打石とライター

火打石やメタルマッチは非危険物として運べます。ライターは喫煙用の小型のもの1個だけが特別に認められていて、詰め替え用の燃料は一切運べません。

くわしくは ファイアスターター・火打石 と ライター のページに、出典つきで載せています。

ゴルフクラブ・バットとテニスラケット・バドミントンラケット

どちらも棒状のスポーツ用品ですが、テニスラケットとバドミントンラケットだけは持ち込みも預け入れもできます。ゴルフクラブ・バット・ホッケースティック・ビリヤードのキューは、1本でも機内に持ち込めません。国土交通省の資料は競技ごとに行を分けていて、ラケット類だけが可の側に書かれています。

くわしくは ゴルフクラブ・バット と テニスラケット・バドミントンラケット のページに、出典つきで載せています。

カッターナイフ・ナイフ類とシートベルトカッター・緊急脱出ツール

どちらも刃で切る道具です。シートベルトカッターは本体と刃が外れない構造のものだけ持ち込めます。カッターナイフは刃を出し入れする前提の道具なので、先端が尖っていない刃体6cm以下のものを除いて持ち込めません。缶切りやピーラーも同じ「刃が外れないか」で判断されています。

くわしくは カッターナイフ・ナイフ類 と シートベルトカッター・緊急脱出ツール のページに、出典つきで載せています。

オイル充填式カイロ・白金カイロと使い捨てカイロ

国土交通省の名簿に品目として挙がっているのは「オイル充填式携帯カイロ、白金カイロ」で、こちらは持ち込みも預け入れもできません。ANAは「引火性液体の危険物を燃料として使用するため」と理由まで書いています。鉄粉が酸化して発熱する使い捨てカイロのほうは、国土交通省・ANA・JAL・スカイマークのどこにも行がありません。燃料を持たないという違いはありますが、公式が書いていないので、このサイトでは可否を断定していません。充電してくり返し使う電気式は、カイロではなく電池を内蔵した電子機器として扱われます。

くわしくは オイル充填式カイロ・白金カイロ と 使い捨てカイロ のページに、出典つきで載せています。

医療用酸素ボンベと携帯用酸素缶(登山用)

国土交通省の名簿は酸素ボンベを用途で2行に分けています。医療(援助)用は1人5kgまで持ち込み・預け入れとも可で、航空会社への事前連絡が必要です。それ以外の用途は不可で、登山やスポーツ用に売られている携帯用酸素缶はこちらに入ります。中身が残っている缶は運べません。ガスが残っていないものは預け入れだけできます。

くわしくは 医療用酸素ボンベ と 携帯用酸素缶(登山用) のページに、出典つきで載せています。

ツールナイフ・十徳ナイフと爪切り

爪切りは制限なしで持ち込めます。ツールナイフ(十徳ナイフ)は刃の長さにかかわらず持ち込めません。刃体6cm以下という数値が効くのははさみとカッターで、ツールナイフは「ナイフとして使える形状をしている」ことを理由に、数値によらず一律で不可とされています。ツールナイフ型に加工されたUSBメモリやライターも同じ扱いです。

くわしくは ツールナイフ・十徳ナイフ と 爪切り のページに、出典つきで載せています。

なぜこうなるのか

公式の資料は、見た目や商品カテゴリではなく、危険物としての性質で線を引いています。 中身が燃えるか、ガスが入っているか、刃が外れるか、強く打てば凶器になるか。 売り場で隣に並んでいるかどうかは関係ありません。

だから「スプレー缶」というくくりの中に、持ち込めるものと一切持ち込めないものが同居します。 迷ったときは、商品名ではなく中身が何でできているかを見てください。

このページの更新日:(このページに出している出典の確認日のうち、いちばん新しいもの)